こんにちは!
さて昨日のコラムでは脳は記憶を全部保存している話をしました。でも意識の中で思い出せる記憶は限られています。
どうしてかというともちろん意識では脳の5%程度しか使っていないので私たちのベストからは程遠いからです。
しかしながら記憶を持っていると意識の中で思い出さなかったとしてもそこにあるだけで触発されます。
脳の事はまだ実はよく分かっていません。でも脳の奥深くにある自分でも思い出せない記憶が眠っている間に呼び起こさせられると言うのはある事です。
睡眠中というのは意識がなくなるので脳はいろいろな事を私たちが知らないうちにやっている可能性は十分あるのです。
例えば極端な例で言えば事故に遭って記憶をなくしているとします。でももちろん脳の中に記憶はあります。
それを思い出せないのはひとえに防衛本能です。思い出すとすごく怖かったり気がふれてしまう事を防ぐために脳が勝手に記憶を遮断するのです。
本当に思い出したくない事は心の奥深くにずっと眠っているというわけですね。
でも意識の中で呼び起こせないのに脳にはしっかり保存されているのです。
脳の仕事の中の一つ。それはトラウマがあるとそれを繰り返し安全と信じるまで解消しようとするのです。
この場合トラウマというのは生死を争うようなものでないかも知れません。トラウマというのは私たちの人生においてネガティブな影響を与える出来事ですから。
トラウマというのは結構数が多いとされているのはそこです。そう言った意味で言えば一人づづに3000とか5000とかあっても全然おかしくないですよね。
そして催眠を使えばもちろんなくしている記憶を呼び起こす事は可能です。
私自身も記憶の呼び起こしをやった事があります。これについては著作本、「成功の法則ー幸せになるには」に書きましたのでここでは詳細は省略します。
もし興味がある方はアマゾンで。こちらです。売り切れの場合は予約する事で早く入荷するようです。
トラウマが絡んでいるとこれは慎重にやるべきなのです。なので一回では無理かも知れません。
というのはもちろん思い出せない、記憶喪失になった、というのにはわけがあるのです。それは自分をショックから守るためですから。
それを無理やり思い出す事はまあ無理なわけですね。そして大体の方々が誤解していますが催眠により意識がなくなるとか催眠によって操られるとかそんな事はないのですよ。
催眠は潜在意識という自然に私たちに起こる精神状態を導入というテクニックによって好きな時に起こす事なのです。
潜在意識を導入によって起こしたらもうそれは催眠、と呼ばれるのです。
なので受け手の意思に反して何かをするのは本当に難しいのです。だから怖がったり嫌がったりする事が強いと上手くいかないのです。
だから受け手の方にリラックスしてもらったり私の事を信頼してもらう事は本当に大切なのですね。なのでセッションの前によく話をして理解してもらったり安全に感じて頂くように尽力しています。
記憶は全部脳に入っていますから意識の中で思い出さなくても思い出せてもまあ同じ作用があると言えましょう。
ただ意識の中でも覚えているとしょっちゅう思い出して落ち込んでしまうとかありますが意識の中で思い出せなくでも脳はこの記憶を消化しようとする事があります。
だから意識のなくなった睡眠中に変な夢をみたと感じたり朝起きたらすごく嫌な気持ちなのにどうしてだかわからないと言った事が起きたりします。
これは記憶喪失でなくても同じです。トラウマを自分では解消したと思っていても実はまだ解消されていない事が多く繰り返し睡眠中に解消しようとしていたりします。
すると朝起きると嫌な気持ちだったというのは本当にあると思います。
だから原因不明の嫌な気持ちは睡眠中や朝だけでなくいつでも起こりえます。脳の中に保存されている私たちの記憶は数知れません。
そして引き金になるのは誰かの言葉だったり、気温だったり、匂いだったり、さまざまです。
トラウマが起こった時と同じような状況や雰囲気だったり同じセリフだったりいろいろな事ですね。
それによって呼び起こされる自分でも意識していないトラウマというのは本当にあるのですよね。
セッションの中で見つけると皆さんそんな事があったなんて覚えてなかったと言います。
それはもちろん意識の中でリコールできなかったという意味であって決してその記憶が脳になかったというわけではありません。
だって脳は全てを記憶しているのですから。
明日のコラムに続きます。
素晴らしい1日を!!
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