
離婚が必然だった理由
こんにちは!
これを書いている今日は23度まで上がり今年初めてのタンクトップが気持ち良い陽気でした。日曜日だった事もあり公園は運動する人たちでにぎわっていました。
CNNではインドのムンバイの都市部に大量のフラミンゴが飛来した話題が出ていましたが、私のニューヨークの自宅の裏庭にも珍しい鳥がいるのに気がつきました。
実はコンコンと言う軽い音が絶え間なく聞こえたので気になっているとそれがキツツキではないかと思うに至りました。なのでキツツキの木を叩く音はどんなものだろうとネットで調べてみると私が裏庭から聴いた音と同じ音だったことからそれがキツツキだと気がついたわけです。
今までも来ていたのかそれとも最近、ひと気のなくなった街に飛来したのかは定かではありません。もしかしたら来ていたのかも知れませんがこっちが忙しすぎて気がつかなかったのかも知れませんね。
とにかく他の雑音だと思ったのが可愛い鳥だったのでちょっと感動しました。姿を見ることは出来ませんでしたが機会があったら双眼鏡で探してみたいと思いました。
さて今日は私がどうして従来のセラピーでなく催眠を使ったセラピーをするのかを書いてみたいと思います。
催眠療法と言うと特別だとか変わったものととしてとらわれがちです。なので特別な理由があるのかと思われる方たちが多いと思うのです。
しかしながら私はミシガン大学の社会福祉科の修士号を持ち(英語ではMSW /Master of Social Workと言います)訓練を受けたセラピストなのです。そして催眠を使う事に決めたのはそれが科学に基づいた効果的なセラピーだからなのです。
セラピストになりたくてアメリカに来てから修士号を取る事に決めて取ったは良いのですが訓練や実地のセラピーを通して従来のセラピーでは限界がある事を知る事となりました。
個人的にも自分の問題を解決しようとセラピーに通った事がありそれがセラピストになろうと思ったきっかけでもありました。
母親になるなら良い母親になりたいと思ったのもきっかけでしたが実は一生の仕事や自分の使命、と言ったものに縁がなく、また考えても浮かばなかったのも一つの理由かも知れません。
そうです。私自身人生の中で迷い何のために生まれたのか生きるのかさえ実は考える余裕もなく世間の標準に合わせれば幸せになれるはずと家を買えば幸せに慣れるとかお金があれば幸せになれるとか子供がいれば幸せになれるとか色々な事を試したものでした。
しかしながら答えは見つからず途方にくれていた時に催眠療法に出会う事になります。これを宇宙/神のタイミング(Divine Timing)と言うのですが満を持して起こるべき事が自然の成り行きのように起こる事です。
皆さんの中にも偶然と思えないような人生の転機となる出来事が人生をまさに転換させるのを経験している人たちも多くいると思います。
宇宙(引き寄せ)の法則では偶然というものはなく全てが起こるべくして起こるのです。そして実生活でも偶然のように見えて後で考えると本当に色々な事が起こるべくして起こったと信じるに至ります。
私の場合、それは妹の死から始まったように思います。妹の死後、私の元夫が妹の子供たちを引き取ろうと言い出したのです。私は日本で生まれて日本で育っていましたから養子と言う考えは持ってなかったのです。
妹が亡くなったのは私と元夫がともに修士号を取得する最終学期だったのですがそれから数年してこの養子は実現する事となりました。
養子の件で私たち夫婦の生活は変わりました。そのプロセスだけでも弁護士に依頼したり遅々として進まない法的手続きのストレスは大変なものでした。
日本で養子にし、アメリカで養子にしようとしましたがこの養子のケースにおいては日本の家裁からの判決がなくアメリカの家裁では認知されなかったのです。日本とアメリカの法廷のシステムの違いが原因でこの養子ではアメリカのビザが取れないとなりました。
養子の子供たちと一緒に住むためにはアメリカ以外のところで、と言う事で当時17ヶ月の私の双子と養子の子供たち(当時13歳の息子と18歳の娘)も含めて家族6人でシンガポールに移住する事となりました。
私一人でも人生に迷い、世の中の標準に合わせようと必死だったところにティーンエイジャーの二人の養子を迎えて慣れないことで私は毎日ヘトヘトだったのです。
多分色々な事が過度になっていて人生で最もチャレンジな時期だったと言っても過言ではありません。
しかしながらこんな時に本当に人生を変えるような出来事とは起こるものなのですよね。そしてそれがまさに宇宙のタイミングなのでしょう。
シンガポールではこれまた養子の息子は私立の中学を放校となるし、メイドさん二人との生活も全く慣れない事ばかりでした。
この辺の事は私の著作本「成功の法則ー幸せになるには」(文芸社)に書いてありますので興味のある方はこちらから。
小さな国の高層ビルの28階に住んだ事、そして自身の高所恐怖症、そして28階のフロアに大きく口を開けたダストシューター(ここからゴミの袋を落とすと地下まで落ちていくものです)と自身の17ヶ月の双子の安全性の問題が重なり私は不眠症になり催眠療法に助けを求める事となりました。
この頃までに既に従来のセラピーの限界は個人的にもプロとしても知っていましたし、恐怖症などには特に催眠療法が効くだろうと言うのは知っていました。
行ってみるとその効果と爽快感に脱帽する事となりました。催眠などの知識は全くなかったのですがシンガポールでも有名なその先生は私と同い年の女性で非常に親しみやすい雰囲気でもありました。
私のバックグラウンドがセラピストだと知って彼女がアメリカの催眠療法士の公式認定証を取る事を勧めてくれて取得する事となりました。
自分が受けるだけでなく人にも催眠を施すようになりその効果にもっと驚く事となりました。この時を機会に私の人生は大きく変わり始めました。
たくさんの偶然とは思えない体験をし、それまで8年間も無職だった状態から今ではアメリカと日本で本を出版し、ニューヨークでのラジオ出演は12回、講演をしたりセラピストとしてはマンハッタンのオフィスで個人開業しています。
これよりも前から私の結婚にも転機が訪れていました。それまでは元夫に何もかも頼りきりだった私が変わり始めた事もこの変化に拍車をかける事になりました。
私と元夫の立場が逆転し始めたのです。最初の催眠療法から、今までの霧のかかったような心の状態に日が差し込み始めたと思ったら、すぐに眩しい光に包まれるような感じと爽快感を実感するようになりました。
驚くほど軽くなると言うのが催眠療法の最初のセッションの後の一番多い感想ですがその通りです。今までどんなに思い荷物を背負っていたか改めて思い知らされるほど軽く感じます。
私の場合は軽くなったのは実は体重もです。18キロほど痩せる結果となりました。それは負のエネルギーがなくなるとストレスによる過食がなくなってくるからです。
私はエネルギーを信じています。エネルギーとは私たちの中にある40兆個のミクロの細胞の震えが私たちの身体から発せられるその振動(波動)なのです。
震えである以上、同じような振動は友を呼び合います。これを月並みな言葉で「波長」が合う、などと言うのですよね。まさに震えでありそれには波長があるからですね。
同じような細胞の震えを持っている人同士が気が合うと言う事なのです。一緒にいる人の波動が上がったり下がったりする事で二人の間に不協和が発生するのは想像にしやすいと思います。
そして私の結婚にもそのエネルギーの影響が現れて来ました。もちろん単にエネルギーだけの問題ではありません。こんな人生の一大事とは起こるべくして起こるのですから。
シンガポールでの別居。これも私は宇宙のタイミングだと思うのです。8年間無職だった後に自分のキャリアを見つけたところからの自立という意味でやっぱり大きな意味を持つからです。
独身になる事でキャリアに集中する事が出来る、と言うか集中せざるを得ない状況となったのは偶然ではないですね。
結婚していてももちろんキャリアに集中する事は出来るのですがそれも人によります。私にとっては8年間無職だった事もありやっぱり独身に戻る事が一番効果的な方法だったと思います。
こんな理由で私は宇宙のタイミングや偶然とはこの世にないという事を信じています。