こんにちは!
ニューヨークシティではロックダウンが定着してきました。必要な時以外は外に出ない法則。私も食料の買い出しや気分転換以外は外出しない日々です。
公立学校は3月16日から休校となり。当初は4月19日までの予定でしたがその後、6月の学期末まで休校となりました。アメリカでは学校の年度替わりは終業が6月で新年度は9月となります。
子供たちが農作業を夏の間手伝うという伝統から長い夏休みが始まったらしいですが夏休みは3ヶ月近くとなります。
さてこの時期、皆さんはどうお過ごしでしょうか。普段は学校に仕事に出かけている人たちが皆家にいるようになると色々と様子も違ってくると思いますね。
普段と違う生活になるとそれに慣れる事、そしてそれによるストレスが生じてきます。人間を含む全ての生き物が環境への適応を課題として生きています。
環境の変化により生き残れない場合は絶滅していくという(まあこれは極端な例ですが)事を繰り返していくのです。
もちろん大きな環境の変化では絶滅などの極端な現象となるのですが普段の生活でも生物は小さいスケールでの環境への適応を日々行っています。
小さいところになると日々の生活の変化ーもちろんこう言ったロックダウンの場合もそれに入りますがーへの対応や適応を心理学ではコーピングスキルと言います。
さて今この世界的なロックダウンが起こっている中でどんなコーピングスキルが必要でありまた行われているでしょうか。
まず動きが少なくなったという事で体重の増加は問題になってくるかも知れませんね。今日は減量、及び体重管理についてお話ししたいと思います。
私は実際に徐々にですが18kgの減量に成功し多少の増減はあるもののそのままの体型をほぼキープしています。とてもシンプルなやり方だったのですが今日ちょっとその仕組みをお話しします。
まず私自身のことですが、太っていた原因は食べ過ぎです。それに他ありません。実は自分の体を保つのには年齢にもよりますがそんなにたくさんのカロリーが必要なわけではありません。脂分の取りすぎだとかなんとかダイエットだとかありますがやっぱり1番の原因は食べ過ぎだと思います。
日本ではそうでもないですが、アメリカでは今人口の60%の方が肥満と言われています。ちなみに私はアメリカではSサイズです。日本ではMだと思いますのでその辺のサイズの違いを理解すればこの国の悩みは深刻と言えますね。
アメリカで体重が平均と言ってもそれは健康という意味ではないのです。サイズがそれなりに小さいともう体重管理をする必要がないとか痩せなくても良いと言われますがそれもありませんよね。
体重が平均よりも軽くてもコレストロールが高いとそれも不健康なのですから。とにかく痩せていようがどうだろうが健康でなくてはいけません。
私はサイズは小さくてもコレストロールは非常に高いという悩みも抱えていますから体重には特に注意を払っています。
ではどうして食べすぎるかです。どう思いますか。どうして食べ過ぎるかいつ頃から食べすぎる癖がついたのか考えてみてください。
ストレスが高くなると食べ過ぎますか。仕事を変わってから食べ過ぎるようになった。身内の方々の死から食べ過ぎるようになった。結婚してから太った、などよく聞く話です。そうです、環境の変化を機に太るというのはどうも通説のような気がします。
そして加齢とともに新陳代謝が下がりますから若い頃と同じ量を食べていたら確実に太るという習性も事実なのです。
言い方を変えるとちょっとくらい食べ過ぎても若い頃なら急に太ったりしないのが年をとると途端に外見や体重計に現れる事になるのです。
そうするとダイエットをする事となります。でもダイエットと言うのはしている時に痩せるもので、やめるとすぐに元の体重に戻り始めます。
だってダイエットですから。誰でも一定期間の間、食欲を押さえたり運動をする事もできるのです。しかしながらそれを生涯続けていけるかと言うとそれは無理となります。
あの時は頑張ってダイエットして痩せていたのに太ってしまったと言うのは誰でも言う事ですね。
それではどうすれば良いでしょうか。生涯を通して食べる量を抑制し、そして運動もしていく事が必要なのですね。
先ほどいった新陳代謝の法則で言えば年をとったらなおさら食欲を抑制して運動もしないと同じ体型を維持することは出来ません。
食欲を抑制したり運動を続けていくのは一重に自分のモチベーションのたまものです。モチベーションを高く保つことこそがこの問題を解決するコツだと言うことはここで明確なわけです。
残念ながら多くの人たちが知るように体重の増減には魔法はありません。食べたらその分だけ肉になります。食べてない、と言い張ってもやっぱり体重が増加するには食べているのです。
実は患者さんの中で2日の間に一回しか食事をしないと言う人がいました。それでも体重は増加するそうです。もちろん彼女が特異体質である可能性は否めませんがやっぱり摂取カロリーと消費カロリーの引き算はどの人にも適応する公式と言わざるを得ません。
さて食欲を抑えるの課題に戻ります。環境の変化によって食欲は増したり減ったりするわけですね。
しかしながらそれは単にお腹がもっと減りやすくなるとかそう言う事ではありません。お腹が減っているかいないかには実はあまり関係ないのではないでしょうか。
多くの人たちがお腹が減っているかいないかに関わらずなんとなく食べているのではないですか。
私たちはストレスがあったり自分の中に何か負の感情やもやもやしたものがあるとそれを解消しようとします。
その時にはそれをすればすっきりするような事をしてしまうのです。それが食べる事だ、と言う人たちは多いと思います。それには生理的な理由もあります。
ストレスがあると緊張があるのが普通です。緊張を和らげるには食べるのは1番の解決法です。まず食べると血糖値が上がり満足感が出ます。
もちろんです。甘いものなどを食べて一気に血糖値が上がると幸せな気分になりませんか。
それだけではありません。消化とは実は私たちが思っている以上に大仕事です。若い時はそんなことは考えていませんでしたが年をとると食べると胃にもたれるので食べる量を抑えたりする人は多いはずです。
しかしながら食べると胃がもたれると思ってもそれでも食べてしまうのはそれは一重に先述のストレスや緊張感の緩和に他なりません。
私たちの身体は食べると消化に集中します。すると脳の方にはあまり集中がなくなるのですね。ランチの後の仕事では必ず眠くなります。
たくさん食べれば食べるほど仕事に集中するのは難しくなりますよね。
そうです。食べると嫌なことを忘れたり緊張感がほぐれたり、とにかく頭がいつもよりも働かなくなるように出来ているのです。
それだけではなくたくさんの人たちが食べる事を楽しみとしています。それにはこの生理的な反応だけではなく味覚などの繊細な感覚を好むと言う事も含まれています。
だから食べることが好きならこう言ったたくさんの理由でストレスがあると食べる方に行くことでしょう。
ストレスがたまると太る。でも外的なストレスだけでなく例えば自分の中のこんなところが嫌だ、などとにかく負の感情が多いとその負の重さを相殺するために気分を良くするものが必要になってくるのです。
重たい気分を上げるもの、それは自分の大好きなものに他なりません。それが食べる事だと言う人は絶対的な過半数だと推測します。
そしてそれがタバコの人、ギャンブルの人、麻薬の人、買い物の人、仕事の人、食べる人、飲む人、セックスに走る人、様々な解消法を一人一人持っています。
いつも言うように私たちの脳は良い事よりも悪い事の方を覚えているように出来ています。悪い事をすぐに忘れるとまた同じような失敗を繰り返しそのために私たちに身の危険があるからです。
ですから残念ながら、歳をとれば取るほど自分の中の負が大きくなると言わざるを得ません。心理学的にも若い人のセラピーよりもお年寄りのセラピーの方が難しいです。
もちろんこれにはたくさんの理由があります。しかしながら年取った犬は芸を覚えないと言うような基本的な脳の能力によるところも多いのが事実です。
残念ながら年を取った人たちが賢明なのではなく彼らは前向きではない、と言う表現が正しいと思うのもその理由ですね。
さて、そうなると年をとればとるほど私たちの中の負はもっと多くなります。だから負の解消法ももっと必要になってくるのです。負を解消しようとする。だから太ります。だからタバコの量が増えます、だからもっとギャンブルをやります。問題はもっと大きくなっていくのですよね。
タバコをやめたら今度食べものが美味しくなって太ると言いますが、それは多分、タバコという解消法を取り上げられたので食べることで解消しようと興味がシフトしただけだと思いますね。
要するに太る事はただの結果でしかないのです。それは負の感情を私たちの中に持ち続けた結果なのです。
だから痩せるにはそれはその負の感情を取り除くことです。私の場合は催眠療法でやりました。それから食べる量が自然に減ってきて痩せてきたということですね。
ダイエットをしてもすぐにリバウンドする。それはやはりダイエットだからです。ダイエットではなく食生活や食べる量はライフスタイルにしないと体型をキープするのは難しくなってきます。
負の感情があるとどうしても解消するものが必要になってくるので長期での食生活や運動習慣の維持は難しくなってきますね。
だから心のデトックスこそが健康な身体と心を維持する方法なのです。催眠療法なら比較的簡単です。
今はスカイプセッションのみで行っていますので世界中からのアクセスが可能です。お待ちしております!
素晴らしい1日を!!
Comments