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不思議な26セントの出来事【後編】



さて、前回、Tufti(タフティ)の教えに従って「普段行かない場所に行ってみる」というワークを実践し、私は薬局へ足を運んだという話をしました。


例の「気づきの中心点」、内側でも外側でもない**“第3のレイヤー”**を見つけて行動した後、数日が経っていました。その間ずっと、自分がいつもとは違う感覚でいることに気づいていました。


そして——「本当に変わったのかな?」と思いながら、その薬局に入った瞬間、すぐにわかったのです。


スタッフもお客さんも、妙にやさしく、あたたかい。もちろん、もともとその薬局はニューヨーカー特有の「さっぱりした優しさ」がある場所でした。でもその日は、明らかに違いました。


まるで私が“特別な状態”にあることを知っているかのように、自然で尊敬を込めた対応だったのです。私は少し驚きつつも、「え、本当にそうなの……?」と自問していました。



そしてさらに数日後、追い討ちをかけるように印象的な出来事が起こります。


後日、リサイクルボトルを返却しに行ったある日(アメリカでは返金システムがあります)、機械にボトルを入れ始めたのですが、25セントに達したところで突然停止。他の機械も使用不可で、仕方なくカウンターへ向かい、25セント玉を1枚、返金として受け取りました。


そのとき、ふと足元を見ると1セント硬貨が落ちていて、それを拾い、合わせて26セントを、レジ横にある寄付用のカップへ入れました。少額でしたが、「レジの人にあげよう」と自然に思ったのです。


そしてそのまま店を出ようと、出口のドアまで来たとき——なんと足元に、25セント玉と1セント玉が落ちていたのです。


「……え?」金額もタイミングもあまりにもぴったりで、思わず立ち止まりました。「私がさっき置いた26セントが、戻ってきたの?」頭では理解できないけれど、**“これは現実からのサインだ”**という確信が、心に静かに降りてきたのです。


正直に言えば、**「変なことが起きた」**というのが最初の感想でした。でも、こういう「変なこと」は、私の人生では何度も繰り返されてきたものでもあります。 それでも、今回の26セントは、不思議な出来事でした。


Tufti(タフティ)では、現実はスクリーンであり、私たちは「気づき」と「意図」によって、どの“台本”を選ぶかを決めている。この26セントは、私が違う台本を選び取った合図だったのかもしれません。こんな形で知らせてくるなんて——まるで宇宙のユーモアですよね。


ただ、正直に言えば——私の人生では、このくらいの“変な出来事”は、実は珍しくないのです。出来事の数週間前に「誰と、どこで、ばったり会うか」がわかっていたこともあります。だから今回の26セントも、**特別な奇跡というより、ただ“そういう流れの一部”**なのかもしれません。


あなたなら、この出来事をどう受け取りますか?


ちなみに「26」という数字。何か特別な意味があると思いますか?実は、それにもちゃんと理由があります。その話は、また次の機会に——。




書き手:エミッグ美津(ヒプノセラピスト・コーチ)


エミッグ美津(Mitsu Emig)

ミシガン大学社会福祉科修士号

公認ヒプノセラピスト(International Medical and Dental Hypnotherapy Association)

全米ソーシャルワーカー協会会員(2015年~)

バイリンガル(日本語・英語)

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