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愛情過敏な人たち パート1


こんにちは!!


さてロックダウンも本格的なニューヨークシティ。この頃はこの環境に慣れてしまいソーシャルディスタンスをしている人がどんどん少なくなっているような気がします。


何でもそうですが慣れてくると注意が疎かになるのですね。外に出ると如実に感じます。気をつけましょう。




このロックダウンの時期にちょっとポジティブな事をしたい、と思っていてYouTubeのビデオをアップしています。


あまり読むのは好きではない、と言う方々に気軽に心のあり方を知ってもらうビデオです。是非見てみてくださいね。


日本語と英語のビデオがあります。こちらから。



そしてこのロックダウンがビジネスだけでなく人間関係も変えています。


もちろんです。人との物理的な距離にフォーカスして生きる日々は自分の人間関係、そして人生観についても考えさせられる機会ではないでしょうか。




さて今日は人間関係の話です。人間だけが持つ最も高度な知性により私たちにはとても複雑な感情が存在します。それも人間関係や私たちの感情を複雑にしているわけです。


恋愛ももちろん人間関係です。そして最も複雑な人間関係だと言えるでしょう。


友達関係なら意見が合わなければすぐに解消できるかも知れません。もちろん恋愛関係でも解消はあります。でも解消となると友達関係の解消よりもずっと複雑となります。


恋愛関係はそれがどんな場合でもパートナーになる事が視野に入っています。


友達になって一緒に住んだり人生をシェアする計画は出ませんが恋愛ならカジュアルなものも含めてパートナーになる可能性を含んでいます。


言わば家族の元、パートナーの元と言えるわけです。生物である以上遺伝子を一緒に伝達するこのパートナーは最も重要です。それゆえに友達とは段違いのルールや複雑な感情が存在します。


友達関係では色んな事でごまかしがきいても恋愛となると距離がグンと近くなる分、愛に関する態度や考え方が如実に出るとも言えます。



愛は非常に難しい問題です。そして私たちのどんな人生の目的やゴールにも愛が関係していると言って過言ではないでしょう。


金持ちになりたい、有名になりたい、世の中に認められたい、世の中の役に立ちたい。それがどんなゴールであっても突き詰めて考えればやっぱり愛が欲しいと言うところに行きます。



金持ちになってする事と言えば外出して豪華な食事をしたり高価なものを買う。誰も金持ちになって一人で部屋でお金を眺めて暮らすわけではありません。


自分が金持ちである事を誰も知らないのでは意味がないでしょう。高価なものを身につけたいのもその同じ理由によるものです。


一人で家でお金を眺めるのが楽しみという人も、それは愛につながっています。自分だけが持っているもの、自分だけが優遇されている、自分は他の人よりも上である、そんな事はもちろん愛に関係しています。


自己愛という範囲ですね。自分が一番得していると思いたいという欲求です。



見せびらかしたい、人から注目されたり尊敬されたり、そんな事も愛と関係ないわけがありません。


そしてどんなものでも私たちが欲しいものは他人からの注目であったり尊敬であったり、私たちの自尊心を満たすものです。


そしてその感覚は満足と呼ばれるものなのです。満足と幸せは従兄弟同士のように近い存在です。「精神的に」完全に満たされた状態を幸せと呼びますから。



蛇足ながらもちろん物質は私たちに本物の満足をもたらしません。その物質によって本当に満足したかどうかはそれを得た個人が決めるものです。


ですからその物自体が私たちを満たす物ではないわけです。その物によって得られる「感覚」が問題なのです。


だから紙切れ一枚でも至福の感情は味わえるし、どんな高価なものも誰の心も真に満たす事は出来ないとも言えるのです。


物ではなくそれに付随する私たち自身の価値観がその物の価値自体を決めるし、それによって自分がどんな風に感じるべきなのかも決めています。



もっと言えばたくさんの人たちが欲する物は価値が高くなります。ダイヤモンドはそれが美しいから価値や値段が高いからではなく希少価値があり美しいから誰もが欲するからかちや値段が高くなるのです。


だからキュービックジルコニアが物質的に同じ鉱石構造を持っているとしてもそれには価値があまりなくやっぱり天然石に価値があるのです。



ダイヤモンドではなく人間があの石の価値を決めているのです。それによってもたらされる感情も様々でしょう。


愛していればこそ高いダイヤモンドを買ってくれると信じる人はたくさんいるでしょう。だからこそそれを愛する人から得た時の感覚は素晴らしいものであるはずです。


それはルビーでは手に入らないものなのです。ルビーに責任はありません。もちろん。ルビーでなくダイヤモンドを最高級の宝石と決めたのは人間です。


そして最高級なものが最高のそして真実の愛の証であると決めたのも私たち人間です。


それらは全てこの愛、そしてそれは最高の喜び、幸せをもたらすものだからこそ私たちは本能的に求めていると言えるでしょう。



さてこの心の満足、真に心を満たすもの。もちろんその感情も私たちが感じるものです。


こうこうだから完全な満足感を感じるはずだ、とか。こんなに素晴らしいのだから幸せなはずだ、とか。


他人があなたの満足を保証したり強要する事はもちろん出来ないのです。


だからたくさんのものを持っていても全く幸せでない人もたくさんいるし、たくさんのものを持っていなくても幸せな人たちもたくさんいるのですね。


それが幸せは物質では満たされないという理由です。



愛を感じる事が、それもとても高いレベルで感じる事が幸せにつながるはずなのです。


愛を得る、それだけではなく愛を微量でも感じたら即座に反応して幸せにつなげる事が出来れば最も幸せな人生をおくれると言えませんか。


例の省エネルギーというやつです。



例にあげればとても少ない量の食事量で満足感が得られれば。少量の食べ物で満腹のサインが脳に送られれば太り過ぎる事もなく食べ物を買うお金も少なくて済むし、地球レベルでも食べ物にかける生産力を他の事に使う事も可能でしょう。


今の地球の状態ではたくさんの人たちが肥満でそれを解消するためにたくさんの労力やお金を使っています。


少量の食べ物で絶対的な満足感が出ると言う風になれば全てが解消されるわけです。



愛も同じです。とても少量の愛を感じると即座に満足感が出て幸せになれる、実はそれが本当の意味での最良の幸せな生き方だと言えるでしょう。


違いますか?



さて私たちの幸せへの戦略。それは少量の愛を感じると即座に反応して幸せホルモンが溢れ出る。そしてその幸せを長くするめイカのように持続して楽しめる。素晴らしいですね。


これこそが私たちの目指すものだと思いませんか。


愛に過敏な体質というのでしょうか。少量の愛を感じると過敏体質のように愛を惜しみなく吸収する。素晴らしい体質であり性質です。


是非、愛に過敏になりたいものです。




ちなみに愛は生き残りのための不可欠な要素なのです。愛を与えられるかどうかは生き残りの問題なのです。


修士号の時に学びました。生まれたての赤ちゃんは優しいタッチや気遣いなどの愛がないと死んでしまうそうです。


信じられませんね。


愛とは赤ん坊が生き残るのに必要なエレメントなわけです。そしてそれはケアを必要とする弱い存在として生まれる生き物に備え付けられた知恵かも知れません。



愛を求めると言う習性は私たちのD N Aに刻まれているのです。生まれた時から愛を求めるようにプログラムされているのです。


私たちが大人になり物理的なケアを必要としなくなっても引き続き愛を求めるのは当然のような気がします。



他の生物もそうです。幼い時に生き残る方法を学び大人になると教えられたような方法で生き残るのです。


犬なら犬のマナーや生き残りの方法を身につけて育ち大人になったらそれに基づいて子孫を増やします。


興味深いのですが、犬に育てられたキツネというのは犬のような行動を取るそうです。自分のアイデンティティを犬だと勘違いしたとも言えます。


どうしてかというと犬に育てられたからです。



そう言った意味ではもちろん人間も同じです。


種の保存のために幼少の頃はひたすら学び、大人になったら教わった方法で生き残り、種を増やすと言うわけです。


心理学的にもそうです。両親を見て親として大人としてどんな風に振る舞うかどんな風に生き残るか学びます。


これが理屈抜きで親を見本として成長し、親のような考え方や行動パターンを持つと言う心理学の理論にも通じています。


自分が親になってみると自分が幼い時に学んだ親としてのあり方、すなわち自分の親そっくりになってくるとは誰にも経験があるところだと思います。



さてパート2では成功と幸せの関係について書いてみたいと思います。明日のアップ日本時間で昼の1時13分、ニューヨーク時間では夜中の12時13分となります。お楽しみに!


素晴らしい1日を!!




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